顆粒づくりを通して日本の食卓を豊かにする、九重化成のチームをご紹介します。
製造チーム
大きな機械を繊細に操作。顆粒職人”オペレーター”
製造部はその名の通り、お客様にお届けする製品を製造する部署です。
主な仕事は製造と洗浄です。
現在当社の製造部は6つの課に分かれており、1つの課に3名から10名所属しています。1人1人役割があり、1つのチームとして作業をします。
顆粒を製造するのは機械ですが、スタートボタンを押しただけでは顆粒は出来上がりません。顆粒の仕上がりは、その時の湿度、気温などの環境に大きく左右されます。機械を操作する者をオペレーターと呼びますが、オペレーターは天気などの条件を確認したり、過去のデータを確認したり、機械の動作中も顆粒の状態に合わせてその都度調整します。培った経験から臨機応変に対応する職人に近い部分もあります。
そして、製造後の洗浄も製造部の大事な仕事です。
各製品ごとに洗浄を行いますが、前回作業した原料が残らないよう隅々まで洗浄します。
日々の取り組みが安全で高品質な製品づくりにつながります。
また作業を行う上で、重さ20kgから30kgの原料を扱うことがありますが、続けていけば力もつきますし、コツも掴めてきますので心配いりません。
日常生活の至る所で、自分が製造に関わった商品を目にしたり、口にしたりできることも製造部だから感じる喜びといえます。
こんな経歴の人が働いています。
高卒、大卒、新卒、中途にかかわらず、様々な経歴の人が働いています。
ある一日のスケジュール
※製造中に適宜休憩があります。
品質管理チーム
ダメなものはダメ!高品質のものづくりに妥協は不要
同業他社さんでは製造部門のスタッフが品質管理を兼任することも多いですが、当社では品質管理部が製品の品質を管理しております。
原料の抜き取り検査や製品の検査を行いますが、製品検査では製造現場に直接サンプリングに出向き、状況に応じて製造中も立ち会ってチェックを行います。
抜き取ったサンプルから、水分値、見かけ比重、粒度分布などを測定し、その結果を迅速に製造部に報告します。
製品検査でミスをすると、不良品をお客様にお出ししてしまうことになるため、結果が出る時が一番緊張する瞬間です。
結果によっては製造したすべての製品が作り直しになることもある厳しい検査ですが、例えここで破棄する製品がでたとしても、安全な製品をお客様にお届けするために妥協は許されません。このように当社の安全で高品質な製品づくりを守っている部署が品質管理部です。
試験を正確に行い、数値を細かくチェックする几帳面さも必要とされますが、当社の場合は検査室での作業だけでなく、製造現場の担当者と協力して業務を進めるため、コミュニケーション能力も必要とされます。
こんな経歴の人が働いています。
短期大学卒以上の人で、栄養士や管理栄養士の資格を持っている人も働いています。
ある一日のスケジュール
※適宜休憩があります。
営業チーム
九重さんならできるでしょ?と言われたらとてもお断りできません。
お客様と当社をつなぐ窓口を受け持ちます。
当社の製品は、お客様からのご依頼を受けてから生産する受託生産です。そのため、お問い合わせがあったら、まずはお客様のご要望を細かくお聞き致します。原料・イメージの固まっている製品等、具体的なご指示を頂く場合もありますが、このような機能の製品が欲しい!と言うご要望も有り、その時は研究室と試行錯誤をし、ご提案させていただきます。
消費者のニーズが変わるにつれ、製品に「健康」や「こだわりの原料」のような付加価値を付ける案件も多く、ご要望+αのご提案ができるよう、常に現在の食品業界の流行や、新しい原料の情報へのアンテナを張り巡らせています。
新規案件の製造が決まった時や、製造した製品が店頭に並んでいるのを見つけた時に、やりがい・達成感を感じます。
名前こそ表に出ませんが、皆様の身近な商品もたくさん製造しています。
当社の営業部は、入社後に数年の製造部研修をし、製造の経験・知識を取得し配属になります。
こんな経歴の人が働いています。
職歴、学歴不問ですが、製造部にて現場経験を積んでからの配属となります。
ある一日のスケジュール
※適宜休憩があります。
研究チーム
口に入るもので、我々に顆粒にできないものはない!はず・・・!!
お客様からいただいたご要望を形にするのが研究室の仕事です。
営業担当者からお客様のご要望を詳しく聞きとり、原料一つ一つの性質や、顆粒の用途などを考慮した上で、試作用の機械での造粒を行います。すぐに作ることができる製品もあれば、顆粒にするのが難しいものもあります。その時こそ、研究チームの腕の見せ所です。これまでの当社の積み重ねてきた経験とノウハウを生かして、同業他社さんにできなかったものの製品化に成功したことも多々あります。
出来上がった試作品をお客様に評価して頂けたら、次は実際に使う工場の機械で実機テストです。同じ原料を使用していても試作用の機械と大量生産用の機械では条件が変わるため、「あれ?」と頭を抱える時もたまにあります。
そんな時は経験豊富な製造部のスタッフと活発に意見を交換し、調整を繰り返します。製造部と研究室の距離が近く、作るものに応じて方法を変えるなどフレキシブルな対応が出来るのも当社の強みの一つです。
まだこの世に出ていないものを1から作り出すことができる研究室では、食品系、化学系の学部学科出身のスタッフが多く活躍しています。
こんな経歴の人が働いています。
大学卒・大学院卒の人が働いています。
ある一日のスケジュール
※適宜休憩があります。
山県工場チーム
不良品、異物混入を逃さない!万全のフードディフェンスでブレンドから最終包装まで対応。
山県工場の一日は、全員での清掃から始まります。
粉末のブレンドから、顆粒、粉末のスティック充填、小袋への充填、包装、袋詰めを行う山県工場では
出荷したものがそのまま消費者の手に渡ることになるので、
安心してお召し上がりいただけるよう、異物混入対策を厳重に行っています。
清掃もその一環です。機械・設備・施設に異常はないか、自分たちの目で毎日確認を行います。
工場内の各作業室、倉庫の温度湿度は定期的にモニタリングしコントロール。熱、水分による品質劣化を防ぎます。
大ロットの製品を全自動で生産する会社もありますが、当社は敢えての”半自動”を選択。
ヒトの作業のボリュームを減らしつつ、小ロットにも柔軟に対応できる余地を作っています。
スティックの製品は全自動で充填されますが、小袋は半自動のため、担当者が最終の計量、調整を実施。
細かな作業がほとんどですが、本社製造部ほどではなくとも10kgほどの原料を扱うこともあります。
小回りが効く、柔軟な対応力が山県工場の特徴なので、ずっと同じ仕事で退屈・・・ということはないかもしれません。製品はX線で検査を行いますが、外観の最終チェックは目視で行っています。
いろいろな年代の方が活躍しています。
こんな経歴の人が働いています。
高卒、大卒、正社員、パートなど経歴や勤務形態にかかわらず、様々な人が働いています。
ある一日のスケジュール
※適宜休憩があります。